泰然知得(復刻版)

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日本囲碁史上最大のライバルとして、今なお語り継がれている八世安井仙知と本因坊元丈。
本書はその安井仙知、通称「知得」の打ち碁十八局を鑑賞しようというものです。
知得は、江戸時代も末期に入ろうという寛政・享和・文化・文政の時期に活躍した偉大な碁打ちです。
知得の碁の特徴としては、よく「堅実さ」や「渋さ」といった面が取り上げられます。確かにそういう面もあります。しかし、その「堅実さ」「渋さ」は、揺るぎない「自信」から来ているのですね。僕は並べながら、その自信に何度も驚かされ、唸らされたのです。本書のタイトル「泰然」は、そんな知得の自信をイメージしたものです。
本書では、そういった僕が当時思ったことや感心させられたことを、できる限りストレートに反映させたつもりです。アマチュアの皆さんにとっては、少々高度な”感心”かも知れません。でも、それでいいのです。碁に限らず、人が何かの分野で上達するためには、まず”感心”することから全てが始まるのです。
なお、知得を「仙知」と呼ばないのは、師匠の七世安井仙知と区別するためです。知得は家督を相続する際、名前も受け継ぎました。そこで師匠を「仙角仙知」、弟子を「知得」と呼び分けているのですね。
皆さんが本書から、より多くの”感心”を得ることを願っています。